こんにちは
受付の川本です
しばらく気持ちの良い秋晴れが続いていましたが、今日はあいにくの雨です。
散歩中に降られてしまい
公園の木の下でしばらく雨宿りをしながら、2匹の犬たちと落ちてくる雨を眺めていたら、なんだかちょっと気持ちが安らいだ気がします
帰り道は犬たちの歩みも穏やかでした。
飼い主様はきっと忙しい毎日を送っていらっしゃることだろうと思いますが、時々ペットと肩を並べてぼーっと外を眺めることも良いかもしれませんね
さて、今日は当院でしつけ教室をしてくださるトレーナーの安田さんから学んだことをお伝えしようと思います
みなさまは
クレートってお使いですか?
当院にも愛犬を入れたまま持ち運んで来院される方がたくさんいらっしゃいますが、実はその使い方、間違いなんです!
本来、臭いを嗅ぎながら、進む道を確認しながら移動する犬が、外の世界を確認することなくゆらゆらと宙に浮いて移動してくる・・・クレートが開いて外を覗くと、そこは病院
トレーナーの安田さん曰く、それは
「犬らしくない」こと。
ゆらゆらするクレートの中に入っている子たちは不安です。 ちょっとストレスです。もしかしたら相当なストレスを感じている子もいるかもしれません。
クレートの本来の役割は、「巣穴」=「寝床」です。
丁度良い狭さで、ちょっと暗くて、
安心して落ち着くことができる場所です。
もし通院のために使うのでしたら、車にクレートを置いて、駐車場に着いたら自分の意志で病院に向かって、自分の足で入ってきてほしいと思います。(※調子が悪かったり足を痛めている場合は例外ですよ
)
そして、自分の足で入れたらどうぞおやつをあげたりして褒めてあげてください
(※獣医師から食べてはいけない指示が出ている子は、おやつは我慢
)
たったそれだけのことが、犬にとっては大きな刺激となり自信がつきます
この自信結構大事です
クレートトレーニングは好奇心旺盛な社会化期、お家に迎え入れた小さいうちから練習をしてあげることが理想です
成犬になってからだと、新しいことに慣れるまでに時間がかかります。(時間はかかりますが、できるようにはなりますから諦めるべからず
)
一日に何回か、クレートに入って落ち着く練習をしてあげてください。
入る時間は、数分でいいそうです。
押し込むのではないですよ
自ら入っていき落ち着けるようにするのが、
<クレートトレーニング>です。
“お皿を洗っている間だけ” “お風呂に入っている間だけ” “お客様が来た時だけ”
ちょっとした時に入る習慣を作っておくと、いざというときにとても便利です
最近は災害も多く、愛犬と一緒に避難しなければならない場面も考えておかなければなりません。 慣れない避難所でも、慣れたクレートがあれば、安心してストレスも少なく落ち着いて過ごすことができますね
人とストレスなく共に暮らしていくために、ぜひ日頃から
楽しみながらトレーニングをしてもらえるといいなと思います