こんにちは　受付の川本です

しばらく寒い日も続きましたが、桜は満開、草むらで虫たちが動き出す春になりましたね

冬から春の匂いに変わり、動物たちもワクワクしていると思います。私たちも、暖かくなると活動的になりますね

キャンプやハイキングなど、今まで行かないような場所にも行くことが増え、行動範囲も広がっていると思いますいろいろな場所に行くことは、犬たちにとって新しい刺激と経験を得られるのでとても良い事です
一緒に出掛けて歩くことで(この"歩く"ことが重要です)、飼い主様とのコミュニケーションも増え、犬たちも幸せいっぱいになります

暖かくなる春は、ノミダニも活発になり、これから蚊の発生も増えていきます。
フィラリア予防やノミダニ予防、ワクチンによる感染症予防をして、安心して新しい季節を楽しめると良いなと思います

近年、マダニによって犬に限らず人が亡くなるケースも増えていたり、野生動物(たぬき、きつねなど)が都会に現れることが増え、レプトスピラ症※1やエキノコックス症※2など、私たち人間にも感染する恐れがある感染症も身近となり、気をつけないといけません

ワクチンや予防薬で防げるものですので、過剰に心配する必要はありませんが、暖かくなるこの季節にぜひしっかりと予防を始め、楽しい生活の一歩にしていただきたいと思います
せっかくの気持ちの良い季節です。気持ちよく過ごしていきましょう


※1 レプトスピラ症とは
保菌したネズミや犬などのおしっこが水辺に流れ込み、汚染された水を触ることで皮膚や口から人に感染。ネズミや野生動物がいそうな場所では気をつけ、山や森で生水を飲ませないように注意してください。
5〜14日の潜伏期間の後、重症の場合は黄疸や腎機能障害などの症状が現れます。

※2 エキノコックス症(多包条虫症)
キツネや犬に寄生する寄生虫。
日本では感染源のキタキツネが多い北海道でしか流行していませんでしたが、近年愛知県の知多地域で感染した犬が確認されています。
エキノコックスの虫卵が口から入ることで、主に肝臓に寄生します。キツネや犬は無症状ですが、人に感染した場合、潜伏期間は無症状で5〜20年。その後肝機能障害などを引き起こします。

大切な愛犬が感染源とならないように、放し飼いはせず、落ちている物や野山の生水を口にしないように注意してください。

大切な家族を守れるのは飼い主様です
しっかり予防をしてあげてくださいね


次回の記事で<フィラリア症>について書いていこうと思います。
なぜフィラリア検査が必要なのか、蚊に刺されるとどうなるのか、などなど
皆様にお伝えいたします