こんにちは　受付の川本です

連休はいかがお過ごしでしたでしょうか
連休中は予報を裏切って良い天気でしたね
朝晩の寒暖差もまだまだ落ち着かず、人も動物も体調を崩しやすいので気を付けたいところです

こういう時は、”意識して”のんびりすることも大切です
のんびりすることって案外難しいことですが、季節の変わり目はしっかり深呼吸したりして、季節が変わっていくことをじっくり感じるのもよいのではないでしょうか

さて、今回はワクチンについてお話いたします

＜狂犬病予防ワクチン＞
　毎年4月~6月に接種/登録が義務付けられています。
すでに登録されている方には、各自治体からハガキが届きますので、届きましたらお葉書持参のうえご来院ください。

＜混合ワクチン＞
任意接種となっていますが、体調など考慮したうえで、1年に1回（仔犬は３回目までは１か月間隔で）接種していただきたいと思います。

現在、日進オハナ院で取り扱っている混合ワクチンは、
・5種混合ワクチン
・6種混合ワクチン
・8種混合ワクチン　です。

まず、５種混合ワクチンで予防できる病気は
●犬のジステンパー
●犬伝染性肝炎
●犬アデノウイルス２型感染症
●犬パラインフルエンザウイルス感染症
●犬パルボウイルス

これらは基本的に予防していてほしいものです。
”高齢になりあまり外にお散歩に行かなくなった”　”犬の多い場所にはいかない”などの子たちなら５種混合ワクチンでも良いかと思います

６種混合ワクチンは
●犬のジステンパー
●犬伝染性肝炎
●犬アデノウイルス２型感染症
●犬パラインフルエンザウイルス感染症
●犬パルボウイルス
●犬コロナウイルス感染症

”１才以下の仔犬”にはこちらを推奨しています。
犬コロナウイルス感染症は、成犬が感染すると軽い下痢で済む場合が多いそうですが、仔犬が感染してしまうと重症化してしまう恐れがあります

８種混合ワクチンは
６種混合ワクチンに加え、
●犬のレプトスピラ症※（カニコーラ型/イクテロヘモラジー型）を予防します。
（※以前投稿した「予防の春がやってきました」の記事の中にレプトスピラ症の事にちょっと触れていますので、気になる方は読み返してみてください）

レストスピラ症は、人獣共通感染症なので、私たち飼い主にも感染する可能性があります。
森や川があるような場所は、様々な自然動物も生息していて、感染源が多いためリスクも高くなります

犬の経験値を増やすため、場所に慣らすため、犬の社会化のためには、ぜひたくさんのいろいろな場所に連れて行ってもらいたいなと思いますが、同時にリスクも潜んでいますので、まずは犬たちを感染させないように気をつけるのはもちろんのこと、8種混合ワクチンを打つことで予防できるものですので、活動的な年齢の犬たちには8種混合ワクチンの接種を推奨しています

＜飼い主が動物由来の感染症に感染しないために＞
大切な愛犬が感染しないことはもちろんのこと、飼い主様も感染しないように以下のことに気をつけるようにしてくださいね

・過剰な触れ合いをしない
・動物を触ったら手を洗う
・野生動物に安易に触らない
・動物の身の回りを清潔にする
・糞尿はすぐに処理する

犬や猫たちは、自分で予防をすることができません。飼い主様が、彼らの健康に責任を持って元気いっぱいで過ごせるようにしてあげてください
そして、一緒に楽しい毎日を送ってくださいね